病院で処方されたお薬やドラッグストアなどで購入した市販薬。
たまにビックリするくらい錠剤の粒が大きい時がありますよね?
思い切って飲み込んでも、喉の奥に引っかかったような感覚が生じて、なんともいえない気持ち悪さが残るなんて経験はないでしょうか?
錠剤がうまく飲めないので、スプーンで割って飲んだりしても問題ないのだろうか・・・
面倒な時は口の中で噛んで砕いてから飲んだりしても大丈夫なのだろうか・・・
今回は、こうした疑問をお持ちのあなたのために、錠剤を割る場合のオススメの方法をご紹介します。
また、そもそも錠剤を割って飲んでも問題はないのかについても解説しますので、ぜひ最後までお読みください!
錠剤の割り方でスプーンで割って飲むのはあり?どんなやり方がある?
まず、後で詳しく説明しますが、前提として割って飲んでも問題のない錠剤かどうかをしっかり確認しましょう。
錠剤によっては割って飲むと効果に影響が出るものもあります。
ここでは、割って飲んでも問題のない錠剤である場合、どんなやり方があるのかについてご紹介します。
まず、スプーンを使って簡単に割る方法。
スプーンを背中部分の丸く膨らんだ方を上にして机に置いて、真ん中に錠剤を乗せ、両側を左右の親指で押すと半分に割れます。
半錠にして飲む必要がある場合に有効です。
次に、ハサミや包丁で切る方法。
薄めの小さな錠剤であれば、この方法でも手で無理に割ろうとするよりは簡単に割ることができます。
ただ、細かくなりすぎてしまったり、バラバラに飛び散る可能性もあるので注意しましょう。
最後に、錠剤カッターを使う方法。
これが一番確実ですね。
薬局やネットで数百円で購入でき、大きな錠剤でも簡単に、しかもきれいに割ることができます。
頻繁に錠剤を割る必要がある方は、錠剤カッターを常備して使用するのがオススメです。
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錠剤を口の中で噛むのは薬の効果に影響が出たりする!?
錠剤の中には噛み砕いて飲むと効果に悪影響が出てしまうものがあります。
あえて錠剤の表面に特殊な加工が施されているもので、例えば、糖衣錠・フィルムコート錠や腸溶錠・徐放製錠などがあります。
これらはお薬本体の臭いや苦味を感じさせないように飲みやすく加工してあるものだったり、湿気を防止して薬の変質を防いだり、胃ではなく腸で成分が溶け出すように計算されて作られていたりします。
こうした特殊加工された錠剤を噛み砕くと、確かに小さくなって飲みやすいイメージですよね。
ですが、ひどい苦味で逆に飲みづらくなったり、お薬の効果が十分に発揮できないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも考えられます。
噛み砕いて飲んでも問題のない錠剤かどうかは、薬剤師さんに事前にしっかりと確認するようにしましょう!
どうしても飲みづらくて仕方がない場合は、医師の判断のもと、同じ効果を持つ別の薬に変更が可能な場合もあります。
くれぐれも自己判断で錠剤を割って飲むのはやめましょう。
なお、これらは錠剤だけでなく、カプセルタイプのお薬にも当てはまることで、勝手にカプセルを開けて中身だけ飲むということは避けた方が無難です。
お薬は本来、そのまま飲むのが最も効果を引き出すものとして作られています。
砕いて小さくしたりカプセルから中身を出したりした方が、効き目が良くなったり早く効果が出たりということはないので覚えておきましょう。
まとめ
今回は、錠剤を割る場合のオススメの方法と、そもそも錠剤を割って飲んでも問題はないのか、について解説しました。
錠剤を割るのはスプーンなどの身近なものでも、意外と簡単にできてしまいます。
しかし、薬にはそれぞれ決められた飲み方があり、それに従うのが最も効果を引き出すのは間違いありません。
飲みづらくて困ったなという場合は、医師や薬剤師に相談するのが安心・安全ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!